〜課外活動日記3 2005年3月18日〜 Degustazione dei vini italiani (前半)
今回は2週間ごとに開かれる恒例アクティビティー「Degustazione dei vini italiani」(イタリアワインの試飲会)の様子をレポートしました。
講義をしてくれるのはDaniele先生。ワインに詳しくキアンティのワイナリーへの課外活動なども担当している先生です。午後4時、イタリア語を学んでいるいつもの教室がこの日はちょっとしたレストランに大変身!Daniele先生はワイングラスを揃えて試飲会の準備をしてくれます。もちろんワインに欠かせないのがサラミ!というわけでテーブルの上には先生がセレクトしたMortadella(モルタデッラ:ダイス状の豚脂を散らした太いソーセージ)、Salame toscano(トスカーナ産サラミ)、Formaggio(Pecorino)(ペコリーノ:羊の乳のチーズ)などが盛られています。
 Daniele先生
今日試飲するワインは「Lisanto」という甘口のものと、「Verrazzano」、「Rosso di Montalcino」、「Morellino di Scansano」の4種類。Brunello di Montalcino という有名で高価なワイ ンがありますが、今日試飲する「Rosso di Montalcino」はこのワインと同じカンティーナ(ワイン貯蔵庫)で作られるので、お手ごろな価格でBrunelloに近い味が楽しめるワインだそうです。
残念ながら今回は試飲しませんでしが、このBrunelloという名前の由来についてのマメ知識を一つ。これは時が経つとワインの色がだんだん濃くなってくるためBruno(暗褐色の、という意味)からつけた名前なのだそうです。
 今回試飲したワイン (左から Morellino di Scansano, Verrazzano, Rosso di Montalcino, Lisanto)
さて、トスカーナを代表するワイン Chianti Classico(キアンティ クラッシコ) にはRiserva(リゼルヴァ)という格があって、これは2年間樽で寝かせたものを指します。その後ボトルにつめられるわけですが、その昔は
Fiascoといってお尻の大きなワインボトルがありました。カンティーナ見学などをするとよく見かける、あの底に藁の当てがしてあるボトルです。現在のワインボトルに比べるとふくよかなその形は、その昔大量輸送ができなかった時代に一本ずつ交互に重ねてよりたくさんのワインを運ぶために効果的だったのだそうです。藁の当てはかつては女性の仕事でした。日がな一日ボトルに当てをする女性達の手仕事は今ではとても高価なものになってしまいました。現在使われているワインボトルは工場で作られているので安価に大量生産・大量輸送が可能なのですが、Daniele先生は古き良き時代を懐かしんで家にFiascoをたくさん持っているそうです。
 テイスティングの第一段階ワインの「色」を観察
現在のワインボトルの首のところに巻き付けられているピンク色の紙ですがこれはFascia といいます。ここに書かれている称号にはI.G.T、D.O.C、D.O.C.G という種類がありそれぞれ以下の意味があります。
- I.G.T (Indicazione Geografica Tipica)
- D.O.C (Denominazione Origine Controllata)
- D.O.C.G (Denominazione Origine Controllata Garantita)
値段で比較するとしばしば I.G.T のワインが一番求めやすく、D.O.C.G は一般的に高価になっているようですが、先生いわくこれは必ずしも味の目安と一致するわけではないということです。おいしいワインに巡り合うには、まずたくさん飲んでみること、でしょうか・・。
今回は試飲会の前半の講義の内容についてお伝えしました。次回はScuolaToscanaの新しい校舎のお披露目をかねて行われる試飲会の様子もまじえて、この続きをより詳しくレポートする予定です。乞うご期待! |