元々、イタリアに来た目的が『ワイン業界で働くこと』だったので、語学勉強と平行してエノテカでの研修ができたのは本当に良い経験となりました。
通常、研修先は学校のあるフィレンツェ界隈から選ぶのですが、僕の場合は少し違いました。研修期間の始まる前に旅行で訪れていたシエナの国立エノテカ『エノテカ・イタリアーナ・シエナ』に一目惚れし、そこで研修ができるように手配してもらったのです。幸運なことに先方も興味を持ってくれたこともあり、面接後、このエノテカで研修ができることになりました。
シエナの街まで片道1時間以上かかりますが、週3回はエノテカでの研修、それ以外は学校での授業、というシフトでカリキュラムを進めていくことになりました。
イタリア語を学びながら好きなワインのことも学べるとあって、このエノテカでの研修は本当に嬉しいことでした。
日本ではワインとは関係のない仕事をしていたので不安もありましたが、ワインスクールに通って資格を取っていたことなども助けとなりました 。
このエノテカは、イタリアワインの試飲や販売だけでなくワインの博物館もあるので、たくさんの観光客が訪れます。現在は、日本人観光客へのガイドやプロモーションも任されるようになり、研修終了後働くことになっています。
まだまだ言葉の壁はあるので、イタリ ア語の勉強を続けなければなりませんが、このインターンシップを経て得たものはとても大きかったと思います。
鈴木 暢彦
エノテカ・イタリアーナの体験ブログ http://blog.livedoor.jp/nobufico/